モデル撮影にありがちなトラブルって?訴訟問題にならないための考え方

モデル撮影にありがちなトラブルって?訴訟問題にならないための考え方

撮影には、モデルと写真家の信頼関係はもちろん、お互いの意思疎通が作品に表れます。

少しでも認識がずれていると、訴訟問題になる可能性もあるでしょう。

そこで今回はトラブルを避けるための考え方をご紹介します。

撮影を円滑に進めていくうえで必要なことをまとめましたので、チェックしておきましょう。

モデル撮影であるトラブル事例

とくにフリーランスのモデルと撮影する際は以下の点に気を付けましょう。

お互いに共通認識を確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

撮影モデルがこない

SNSやマッチングサービスを利用した際によくあるのが、撮影現場にモデルが来ないということです。

信頼関係ができていない段階で、撮影依頼を測ろうとすると、ドタキャンされることもあります。

撮影場所を抑える費用や人件費、衣装をレンタルしていれば、衣装代も払う必要があるでしょう。

当日のスタジオキャンセルは、全額負担になることもあるので、注意が必要です。

写真や映像が拡散されて個人が特定される

昨今はSNSやインターネットサービスの増加に伴い、誰もが簡単に情報へアクセスすることができます。

モデルや撮影者本人も思わぬ拡散で、困惑することもあるでしょう。

拡散されることは良い面もある一方で、悪い影響も少なからずあります。

良い写真というのは、モデルや撮影者自身が決める主観的なことです。

写真を掲載したメディアが慰謝料を請求された事例もあるので、心づもりが必要になるでしょう。

無断使用

 インターネットにかかわらず、公に作品を公開することで、無断使用されることは少なくありません。

インターネットで一度拡散されると、情報の完全消去が難しこともあり、すべての違反者を取り締まることは至難の業です。

作品の無断使用を発見した時の解決策をいくつか事前に用意しておくと良いでしょう。

被写体が芸能デビュー

一般人が芸能デビューしたり、有名になったりすると契約条件を変更せざるを得ないことがあります。

芸能事務所やモデル事務所のほとんどは、肖像権の買い切りに応じておらず、撮影側が作品の削除をしなければなりません。

また、被写体の写真を継続して利用する場合は、追加の料金を支払う必要もあるでしょう。

モデルを被写体に使用する際は、少なからずリスクが存在することを認識しておいてください。

写真の無断使用は訴訟問題に発展?

モデルの許可を得ずに写真を公に公開した場合は、取り下げを要求されることがあります。

また、その写真により、モデルが「苦痛を味わった」「不利益を被った」など、相手側になんらかの損失があると、損害賠償を請求されるでしょう。

口約束での同意でも、時間の経過により、覆されることもあります。

作品に出演していた人が途中で亡くなり、遺族側が作品の公開を中止してほしいとのことから、実際に取りやめになった事例もあります。

トラブルにならないためにも、かならず契約書を締結しておくことが大切です。

口約束は証拠にならない可能性も

信頼関係のできている友人・知人との間でトラブルになりやすいのが口約束によるものです。

「写真は好きなように使っていいよ」などと言われても、好き勝手に撮影したモデルを使用しないようにしましょう。

口約束は法律上契約は成立していますが、それらを立証する音声データや第三者による証言が必要です。

約束をしたという証拠がなければ、言い訳は認められないので注意してください。

音声データやラインのメッセージなど、紙媒体でなくても良いのでとにかく証拠を残しておきましょう。

メールや書類に記載すべき内容

撮影の許可を得られても、肖像権に関する利用や費用についての確認がなければ、トラブルに繋がることもあります。

メールや書類には以下の内容を記載しておきましょう。

撮影場所・日付

撮影場所や日付はかならず明記してください。

何年の何月、何時などできる限り細かく記載しておくことで、のちのトラブルを避けられます。

掲載媒体の告知

撮影した作品をどのような媒体で記載するのかについても確認が必要です。

また、作品が媒体に掲載される期間を告知しておくことも、トラブルを防ぐことに繋がります。

公開後に「公開しました」「作品を公開したので確認お願いします」などと、相手に知らせておくとさらに良いでしょう。

2次利用について

撮影した写真素材そのものを1次利用とするのであれば、SNSに公開した写真は2次利用になります。

「撮影は大丈夫だけど、2次利用の許可はしていない」と言われないためにも、確認しておきましょう。

2次利用する場合の告知を相手にしておくこともおすすめです。

撮影コストの負担について

撮影料とは別に、交通費の有無、2次利用に関する料金など金銭面に関する情報も明記しておきましょう。

金銭面に関する契約は必ず相手にも確認してください。

「 モデル撮影であるトラブル事例 」まとめ

今回はモデルを撮影する際にあるトラブルを事例とともにご紹介しました。

モデルを撮影する際には、リスクはつきものです。

とはいえ、それらのリスクを最小限に抑えるとはできるでしょう。

本記事の内容を押さえて、トラブルを予防してくださいね。